全然違うじゃないか、マダガスカル
こんにちは、夏なのに全然寒くないマダガスカルを堪能しています!
今日は、「全然違うじゃないか、マダガスカル」をお届けします。
というのも、来てから想定していたマダガスカルとの違いに驚いているからです。
早速ですが、皆さんの思う「マダガスカル」はどんなイメージですか?
こんな感じでしょう?
僕もマダガスカルは『動物王国』で、「動物があふれ、歩けばカメレオン踏んでしまうくらいおって、、時にはコモドドラゴンも道におる」と思ってました・・
全然違う!!! おらん!
現在活動しているアンズズルベは標高が高く、動物なんて家畜の鶏、牛、豚とそのへんにいる犬くらいです。
このように、今日は想定のマダガスカルと違いをお送りしようと思います。
① 「ここは、中世か?」
マダガスカルについて早々、言われたことが「ペスト大流行」
いろんな人から、「ペスト大丈夫?!日本でもニュースになってるよ!!!」
〇あれれれれ、アフリカで怖い病気といえばエボラ出血熱とかマラリアとかでは?
というか、ペストってなんやっけ?
そう、これです。高校の世界史で中世のヨーロッパ(14世紀)で大流行し、多くの死者を出したあの病気です。現在のマダガスカルでは、毎年同じような時期でペストが発生しています。
実際のマダガスカルの様子といえば、
「マスクなんて効き目ないから誰もしていない」
みんな笑って言う「ペストなんてない」
ほんまに大問題。笑
ただ、WHOが啓発活動を行ったり、現地でもすぐに処置できるための病院(首都のアンタナナリボに限りますが)が整備され、今のところ沈静化してきています。
次の写真は、学校の洗浄が行われた様子です!
(CISCO(マダガスカルの教育委員会)のfacebookの写真より)
子どもたちもやっと学校に通うことができるようになりました!
ここで、大事なことは
〇 なぜ、マダガスカルではペストが流行るんかな?
BBCのニュースなどではファマディアナ(遺体を掘り起こして、先祖を祀るお祭り)が原因みたいに書いていたが、それもどうだろう。
町を見渡してみると、ひどい衛生環境。
マダガスカル(首都などは)は標高が高く、湿地が至る所にあるにもかかわらず、排水設備がほとんど整っていない。そうしたことも原因ではあると思う。
② 夏でも、毛布にくるまって寝ましょう。
アフリカといえば、「燃えるような暑さと、広い大地」じゃないんか?
寝るとき、めちゃめちゃ寒いが! 昼間でも夏なのに長袖皆着ているし、コートを着ているひともいる。どうゆうこっちゃ。
マダガスカルは、海岸線の地域を除いて標高が1000メートルを超える高地に町が多くあります。 高地に限っては、現在は夏ですが夜は冷えすぎて毛布が絶対必要。
③ ATMでカードが吸い込まれる。
マダガスカルでは、一部の人が銀行を利用しています。青年海外協力隊も安全管理のため利用しており、お金を引き出す時には、暗証番号を使って、ATM(都市にしかない)で引き出します。
先日試してみました。
「さっそく引き出してみよう。あれ、暗証番号が違う?もう一回やってみる。あれ、また違う。もう一回。あれ、なぜか使える。最後レシートを発行するかどうかの選択をしよう。必要なしのボタンを押してみる」
「このカードは有効ではなくなりました」
・・・・え?! 出てこなくなったキャッシュカード。
マダガスカルのATMでは、暗証番号を3回間違えると、キャッシュカードがATMに吸い込まれます。そのカードは、もう僕のもとには戻ってこない。
(※ ちゃんと再発行すれば大丈夫です!
ただ、銀行の人が、「また外人がやらかしよった」みたいな顔します)
④ あれ?!俺死んでない?!
アフリカでは病気に気を付けないといけない。
特に、アフリカ大陸ではマラリアに気をつけなればならない。なぜなら、マラリアは種類によっては死亡するためだ。
マラリアは蚊を媒介として広がるため、蚊の対策は必須です。
日本であれば痒いだけであるが、こちらでマラリアになると、種類によっては死亡することもある。
青年海外協力隊は、蚊帳や蚊取り線香は必需品と講習などでもちゃんと習った。
先日、蚊に刺された。
「蚊はマラリア=刺されたらやばい=熱が出たらマラリアの危険性あり」
だから、蚊に刺されたときには
「やばい、熱が出たらマラリアか?」とあせり、
その夜は「もう帰国せんといけなくなるのか? 緊急輸送は南アフリカか?!」
とてんぱり、ほぼ寝れませんでした。
しかし、取り越し苦労。
マダガスカルの高地(沿岸部にはいっぱいいます!!)にはほとんどマラリアを媒介する蚊がいないらしい。なんせ、夜は夏の今でも寒い。蚊も働かんわけやな。
⑤ 日本人が遅刻した
ある日の会議。7時半から開始のため、7時20分には会場についた。
すると、そこには人が既にたくさん。
聞くところによると、早めに集まったので、7時には開始したとのこと。
「どうゆうこっちゃ」
アフリカについて聞いていた話は、
「時間通りなんで来ない。これがアフリカンスタイル」
めちゃめちゃきっちり始まるが!会議なんて休憩は短く、一生懸命。
よく言われることですが、
「百聞は一見にしかず」
人の話は素直に聞き入れることはすごく大事、
けど、結局自分の目でみて、体験することがもっと大事。
これらはほんの一部ですが、想像のマダガスカルとは「全然違います!」
けど、僕のブログも「百聞は一見に如かず」
ぜひ、マダガスカルへきて確認してみてください!
次回は、「うまいものが多すぎる、どうしよう」マダガスカルの食事に関することを書きたいと思います。
僕の仕事とは?! 学校をみんなで良くしよう
初めまして! マダガスカルで青年海外協力隊として活動しています!
ブログの第一回目は「僕の仕事とは?!」
僕がマダガスカルに来て、何をするのかについて書きます!
このブログを読んで、JICAの行っているマダガスカルの教育分野について少しでも知って興味を持ってもらえれば!
僕の関わるプロジェクト「みんなの学校(school for all)」
簡単に言うと、地域の人も含めて学校をよりよくしよう!というプロジェクトです。
詳しくいえば、学校の経営(必要な物資の策定、調達、給食の実施の検討など活動提案)を地域の人と行うものです。
- なんで「学校の経営」に支援が必要なの?
皆さんのアフリカの教育の支援ってこんなイメージが多くはないでしょうか?
「学校建設!」
建物は確かに大事です!今でも量と質の面で不足しています。
しかし!!学校の経営資源(人(教師の育成など)金、モノ、情報)が乏しいアフリカでは、授業や行事(運動会など)を運営することが凄く難しいんです!
「学校の建設→学校の授業の実施→学校の経営の改善」
少しずつですが、このように支援の方法も少しずつ増えています。
- それで、結局「みんなの学校プロジェクトって?」
この学校の経営の改善に地域の人も一緒に取り組むことで、自律的に学校をよりよくするものなんです!教師だけでなく、地域の人も含めたお金や考えを出し合い、よりよく学校をつくるものです。
しかも、この取り組みは「学校を皆でつくっていくことで、地域が教育について関心を持ち、学校の改善を通じた地域づくり」につながる可能性があるんです!
この可能性に僕は惹かれて、協力隊に参加しました!
詳しくは、JICAのプロジェクトのリンクになります。
みんなの学校プロジェクト | 国際協力60周年 - JICA
https://www.jica.go.jp/60th/africa/niger_01.html
次回からは、もう少し力を抜いたものを書いていきます 笑